2007年卒、某総合病院で初期研修を終え、そのまま呼吸器内科医の道へ。
内科医としてのマインドを大事にしたいと思っていたので、呼吸器内科をしながら、膠原病内科とか腎臓内科とか皮膚科とか集中治療とか、いろいろ興味がある分野を勉強させてもらった後期研修医時代。
その後は呼吸器内科を中心に、でも、肺がんだけしか診れない呼吸器内科医にはなりたくなかったので、呼吸器内科全般を担う呼吸器ジェネラリストとして、日々奮闘。たいした業績はないけども、出会った同期、先輩後輩、そして、患者さんたちとの思い出は宝物。
初期研修から18年過ごした病院で、たくさん学ばせてもらって、たくさん経験させてもらったけど、病院での医療しか知らない僕は、本当に患者さんのことを理解しているのだろうかとモヤモヤ感じたり、患者さんのことを理解しようとして、ついつい話し込んで診療がおしてしまったり、ジレンマを感じながら診療することもあった。
いつかは訪問診療をしてみたい、患者さんの家で診療してみたい、という思いが高まるなかで、子育て事情で、家族が奥さんの地元に戻ることになった。育ててもらった病院を離れるのは正直寂しかったけれど、まだ小さい子供たち、大好きな子供たちの近くにいたかった。
そうして今、2025年4月、子供たちと過ごしながらの僕の第2の医者人生が、訪問診療医人生がスタートした。