火曜日

育児日記

 

火曜日は、僕にとって特別な日。

 

普段は訪問診療医として働いているけれど、この日だけは、市民病院で呼吸器内科の外来を担当している。そして、ちょうど市民病院までの道のりの途中に息子くんの幼稚園があるので、火曜日は、送り迎えを僕が担うことになっている。

 

これが、1週間の楽しみのひとつ。

 

ちなみに、もうひとつの楽しみは、木曜日に発売される『週刊ヤングジャンプ』のキングダムの連載である(笑)。

 

3月まで総合病院に勤務していたときも、託児所を利用しながら、よく送り迎えをしていた。

 

朝、時間がないのに「自分で歩きたい」と言って、走れば5分の道を30分近くかけて歩いたこと。

 

でも、そうやってゆっくり彼と歩くことで、普段見慣れていた道に小さな発見がいくつもあった。

 

夜、抱っこして話をしながら、月を見上げながら帰ったこと。

 

ママに内緒で、りんごジュースを一緒に飲んだり、アイスを食べながら帰ったこともあったね。

 

どうしても家と反対方向に行くと言いはって、かなり遠回りして帰ったこともあったなぁ

 

託児所に預けるとき、ぎゃんぎゃん泣いて、後ろ髪を引かれる思いで仕事へ向かったこと。

 

それがだんだん慣れてきて、そっけなく部屋に入っていく姿に成長を感じつつ、少し寂しさも覚えたこと。

 

でも、迎えに行けば、いつだって満面の笑みで駆け寄ってきてくれた。

 

今では、送るときに泣くことはほとんどなくなった。

 

それでも、たまに泣いて離れたがらないときがあって、そんなときはちょっと嬉しくなったりもする。

 

迎えに行ったときは、やっぱり変わらず笑顔で来てくれるね。

 

あと何回こうして送り迎えできるのかなぁ

 

そんなことを思いながら、僕は毎週火曜日を楽しみにしている。

 

火曜日のほんの一瞬の幸せをかみしめている。

 

息子くん、パパに幸せな時間をありがとう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました