僕は福岡県出身で、千葉県とは縁もゆかりもないが、ジェフユナイテッド千葉のファンである。
喘息で病弱だった小学生低学年を経て、少し運動もできるようになってきた小学4年生、10歳の頃、忘れもしないJリーグの開幕という一大イベントがあった。
ちょうどこのとき、引っ越した先の小学校ではサッカーが流行っていて、なんとなくサッカーを好きになり、超弱小サッカーチームにも入った頃だった。
当時、特定の推しチームはなかったが、オリジナル10のマスコットを見て、一番気に入ったのがジェフ(当時はジェフユナイテッド市原)の犬のキャラクターだった。理由はほぼそれだけだ(笑)。
その後、試合を観るうちにリトバルスキー選手を好きになり、それ以来、ずっとジェフを応援している。
J2に降格した頃から自分も働き始め、忙しさもあって試合を観る機会は減った。それでも結果だけは追い続けていた。何度も昇格プレーオフに出場しながらJ1には届かない。そのたびに、期待しすぎないよう、心のどこかでブレーキをかける自分がいた。好きの度合いを少し下げることで、失望の痛みを和らげようとしていたのだと思う。
2025年4月から新天地で訪問診療を始めた。新しい生活のなかで、ジェフも調子がよくて、例年以上にジェフを追いかける頻度も増えていた。かくして、ジェフは自動昇格は果たせず、プレーオフにまわる。正直、自動昇格を逃した時点で、かなりショックではあった。
いざ準決勝―
ネットでスコアを追っていると、後半途中でまさかの0-3… 泣きそうな気持になりながらも、目の前の子どもたちに動揺を悟られないよう、冷静を装う僕。それでも、おそるおそる更新していると、1点、また1点。そして、ついに同点に…
「せめて同点で終わってほしい」
祈るような気持ちで試合終了後に結果を確認すると、なんと4-3で大逆転勝利!!!!
思わず「おえっ!!」と声が漏れた。
この試合で、ヒーローに踊り出たのが、17歳の高校2年生だった。
40代になると、活躍するスポーツ選手や芸能人は年下ばかりになる。
それでも10代の活躍を見ると、とりわけ「一日の重み」を感じる。
たった17年しか生きていないのに、プロとして結果を出す。
17年前の自分は、医者になったばかりで、右も左も分からない存在だった。
それから17〜18年が経ち、多少は成長したかもしれないが、彼の姿を見ていると、自分は一日一日を本当に大切に積み重ねてきただろうか、そんな思いもよぎる。
一日一日をどう使うか。その積み重ねが10年、15年経ったとき、途方もない差になる。
そんなことを、ジェフ千葉のプレーオフ準決勝と、17歳の彼から教えられた。
ふと横を見ると、寝息を立ててスヤスヤと眠る大好きな子供たち。
彼らの一日一日も、確実に未来につながっている。
子どもたちが自分の一日を大切にできるように。
そのために、親である僕自身が、一日を大切に生きている姿を見せていけたらと思う。
17年後の君たちは、どんなふうに生きているんだろう。
きっと、今の僕には想像もつかないんだろうね。
その日を楽しみにしながら、今日を一緒に積み重ねていこう。

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