3歳の長男くんは、最近かくれんぼができるようになった。
なぜか鬼になりたがり、ふとした瞬間に突然始まる。
「いーち、ごー、さーん、しーい…」
どうしても、1のあとが5になってしまう彼のカウント。
なんだかクスッと笑ってしまう可愛さがあって、ちょっとわざとやっているようにも思えてくる。最近はもう、訂正すらしなくなった。
そんなカウントが始まるやいなや、公園でのんびり過ごしていたパパとママ、妹ちゃん、そして一緒に来ていた従姉弟たちとそのパパママは、一斉に隠れなければならない。
ある者は木陰に、またある者はベンチの裏に。
あまりに突然で遠くへ逃げられない者は、鬼のすぐ横にある水飲み場へ。
おそらく隠れきれておらず、頭隠して尻隠さず状態なのだが、とりあえず隠れてみる。
やがて、(おそらく) 10カウントが終わり、隠れる側の「もういいよー」を待たずして、彼の探索は始まるのであった。
「みんなどこかなぁ…」
とても楽しそうにしている彼の姿は、とても愛おしい。
ん……っ??
あれ……っ??
どこか行ってる……
みんな公園の敷地内にいるのに、彼は僕たちが隠れている側と真逆の出口から、公園を出ていこうとしているのだっ!!
その姿をじっと見ていた大人たちは、思わず姿を現す。
「おーい、そっちに行ったらダメだよ!危ないよ!戻っておいでーっ!」
すぐに、こちらを振り向く彼。そして、一言。
「みーつけたっ!!」
ああ… そうだった。僕ら、かくれんぼしてたんだった…
どうやら、僕たちは、彼の罠にはまったようである。
おぬし、やるな……

コメント